今回は、「暗記だけでなく法体系をきちんと理解する」ことについてです。
簡単に言うと、「なぜそうなるのか」を考えて勉強することです。
最近は判例からの出題がとても増えています。
その問い方も、結構深いところまで聞いてきますよね。
そういった傾向に対処するためには、判例の結論だけでなく理由までしっかりとおさえる必要があるでしょう。
また、理由までしっかりと勉強することで記憶に残りやすくなると思います。
例えば、「レペタ事件」。
現在では、法廷でメモすることは自由に出来ます。
それを知っていると、レペタさんの主張は認められたと勘違いしてしまう場合もあるかもしれませんが、実際は棄却されてしまいました。
ということは、もともとは法廷内でメモを取ることは認められていなかったのですね。
では、どうしてレペタさんの請求は認められなかったのに、現在はメモが自由に出来るようになったのでしょう?
行政書士試験を受験しようと考えている方は、ここまで調べてほしいと思います。
そして、事件の理由まで調べることによって記憶の定着はどうなったかを実感してほしいと思います。